スタッフブログ

2017年5月10日 水曜日

春になると体調を崩すわけがわかる、東洋医学の話



GWを前後に、治療の際、脈を診ているとトロンとした緩慢な脈をした方が数名いました。

この脈に触れながら、「春眠 暁を覚えず」という漢詩の一句がよぎりました。(笑)

春先の寒暖の激しい時期が終わり、夏がもうすぐそこまで来ている今だからこそみられる現象で、体は夏を迎える準備をしながら、少し休みも欲している状態です。


もう少し、春と内臓の話をしていきますと、もっと体のことがわかってくると思うので、東洋医学でみる春の体の話です。


春と密接な関わりを持つ臓器は、肝です。(ここで言う肝は、西洋医学でみる肝臓の働きとともに東洋医学でみる肝の働きも含まれますので、肝臓と言わず、肝とします。)


肝は、体の「将軍の官」と言われ、身体の活動を円滑におこなわせたり、休ませたり、また身体の防衛にも関わっています。

肝は、血を蔵し、筋肉の動きを支配します。肝の状態は、爪に現れ、目に現れます。

上記を西洋医学で言い表すと、肝は自律神経の調整、免疫力に関わり、血とも深い関わりがあることがわかります。


では、この肝と春との関係をみていきますと、


まず、春先は三寒四温と言う天気用語からもわかるように、高気圧と低気圧が日本列島を行ったり来たりの状態。

冬の西高東低のように気圧配置が固定されることなくコロコロ変わっていきます。

すると身体は高気圧の影響を受けたり、低気圧の影響を受けたりと忙しい状態。

この時身体は、高気圧のもとでは引き締まって活動的になりますが、低気圧になると膨張し、酸欠状態。また、最悪なことに血中ヒスタミンも増え花粉症症状がでたり、アトピーがひどくなったり...(-.-)y-., o O


そして、この気圧の変動とともに免疫細胞も増えたり、減ったり。

高気圧のもとで免疫細胞は、顆粒球が増えてきます。そして、低気圧のもとでは、リンパ球が増えていきます。


顆粒球が増えると、活性酸素が増え、炎症化、癌化しやすくなります。外科医によると虫垂炎、いわゆる盲腸が破裂するのは、雨の次の晴天の日が多いのだそうです。

リンパ球が増えるとアレルギー体質になりやすくなります。



次に、肝といえば、血。


そして血と掛け離れて考えられないのが女性の身体です。
生理、妊娠、出産などで血は多いに関わりますよね。この女性の身体の仕組みをコントロールするのが、女性ホルモン。

実は、この女性ホルモンを調節する所と自律神経を調節する所は脳の視床下部という場所で隣り合わせなのだそうです。

なので、女性ホルモンの調節と自律神経の調節は、互いに影響され合います。



つまり、自律神経と免疫力は気圧に影響され、女性ホルモンと自律神経は互いに影響され、

自律神経、女性ホルモン、免疫力、この3つはトライアングルで関係しあうのです。


このように春先は寒暖の差、気圧の変動が激しく、自律神経を調節する肝はフル稼働。また免疫も気圧の影響で顆粒球モードになったり、リンパ球モードになったりするので、身体の抵抗力も低下します。すると女性ホルモンの調節にも不具合が出たりと、何かと肝に対し仕事の多い時期だったのです。

なので、この時期に脈が緩慢になっているのは、春先の疲れを癒し、夏に向けて身体が変化し始めた証拠。

なるべく腹8分目を心がけ、おでかけも程々にし、春先の大変動を乗り越えた身体を労わってください。




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投稿者 いわなが整骨院

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