症例紹介

2016年2月 5日 金曜日

刻々と変化する風邪症状は、治療も多様に。


70代女性、やせ型、


主訴
ここ数日、夜中に寝ていると咳こんでしまう。痰が絡んで咳が止まらない。長引く咳で肋骨までが痛むようになり、立ち上がるのもつらい。(触診により、肋軟骨にはヒビが入ったようでした。)


治療
元々胃弱なため体力はない方なのだが、数日のおでかけで体力の消耗が大きい。

そのため、体の体液循環が低下し、痰を形成したと見て治療。



まずは、体を温めるために腎を補うツボにお灸をする。

その後、胸部に留まっている余分な水分を廃除するために脾と肺の運化を促すようなツボを選択し、ほんのり暖かいくらいのお灸と置鍼をする。

脈が、落ち着いたところでお腹の張りを確認すると、長引く咳による横隔膜の緊張が感じられ、腹部へも軽めのお灸をする。

最後に、背部をみると動きの悪い棘突起があったので、こちらは、熱めのお灸を少し多めにする。

治療後、大量に喀痰し、お腹を伸ばして立つことも可能となる。

その後、咳の回数が減り、症状はひと段落したとのこと。



二回目の治療の後、脈は通常の脈に戻っていたので、風邪治療は終わった思っていたら、さっそくお出かけをしてまた体調を崩して来院。

夜中の咳や痰の出方は、二回目の治療後と変わらないが、お出かけをして冷えたからと言って、家でお灸をいっぱいしたことによる悪化だった。

その症状として、唇に熱の華、四肢の乾燥だったので、今回はお灸はせず、鍼のみで脈の安定をはかる。

その次の治療で背中の圧痛とともに痰の絡みもなくなったので、風邪の治療はここで終わる。



追記

風邪症状は、刻々と変化するため、間隔を空けずに治療するのが理想です。

高齢の方、体の弱い方の治療には、お灸が効果的な時もありますが、やり過ぎは体を壊してしまうので、鍼灸師にご相談の上でしてください。

投稿者 いわなが整骨院

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